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きなこの雑記帳

旅の雑感 フィンランド編

ずいぶん前になってしまいましたが、フィンランド旅行の感想を述べたいと思います。以前の記事と同じ写真を掲載させていただきますがご了承ください…

 

f:id:centreisland75:20171003161707j:plain7/31の朝、タリンからヘルシンキへ戻ってきました。ホテルがあくのが16時からだったため、港から駅に向かい荷物をロッカーに入れてまずはマリメッコのアウトレットへ。ここはですね、とっても楽しかったです。通常価格のコーナーとアウトレット価格のコーナーとがあるのですが、(アウトレット価格コーナーも全てが安いわけではない)街中のお店にはないものとかもあるので、マリメッコお好きな方はよる価値ありだと思います。あと食堂が美味しいし、フィンランドの中ではかなりコスパがいいんじゃないかな〜と思います。同じくらいの価格帯で、パン、スープ、おかず、ちょっとしたデザートとコーヒーまで楽しめるところは他にはないんじゃないかしら…と思ったり。食器もマリメッコなのでめちゃめちゃうきうきします。
行き方は、ガイドブックや各種ブログなどを参考にしてもらうと迷わないと思います。それでも迷った猛者はわたしだけどな!あとは同じ駅で日本人を見かけたらほぼ間違いなくマリメッコです。ついていけば大丈夫かと。
価格は思ったほど安くはない…ですが日本で買うことを思えば安いかな?あとフィンランドは免税が40ユーロ以上のお買い物からの対象なのでそういう意味ではお得かもしれない。しかもヴァンター空港だと機械で免税手続きが出来るので、うっかり商品を預け入れ荷物に入れちゃってても大丈夫…!だと思います。保証は出来かねますが。
わたしも、せっかくだし!と意気込んで一着ワンピースを買いました。早く着なきゃ!あと、写真はないのですが雑貨が好きな方はマリメッコアウトレットの地下鉄駅から少し先にある「アンナンシルマット・アイッタ」というお店もおすすめです。上質なかごやら、小さなほうきやら、木のおもちゃやらたくさんあります。綺麗な白樺のカゴも、日本で買うよりリーズナブル。こちらのブログでお店を知って寄ったのですがとてもよかったです。荷物がぱんぱんじゃなければカゴが欲しかったなあ…!!

 

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これは到着したその日のお昼前の市場の様子です。港からトラムに乗ろうと思ったら、券売機が混雑しており、あほな私は港からヘルシンキ中央駅まで歩いて行ったのです…!結論からいえば、歩けないこともない距離でしたが、トランクをひきながらだと道もガタガタでとても疲れます。おすすめはしません。海辺の市場は野菜や果物の値段もバルトより高くて、同じようなものばかり売っていてあまり面白くありませんでした。

 

f:id:centreisland75:20171003163344j:plain市場で面白かったのはこちらです。ハカニエミマーケット!こちらのほうが現地の台所、といった感じでいろいろとあって楽しかったなあ。お買い物はしなかったのだけど(今思えば果物くらい買えばよかった)ただ歩いているだけでうきうきした。市場の一階は食料品、二階は雑貨のお店がたくさん。マリメッコの店舗や、オールドアラビアを販売しているお店もありました。そういえば今回の旅ではアラビアの工場には行かなかったなあ。次の機械があれば行きたい。

 

f:id:centreisland75:20171003163721j:plainヘルシンキ1のがっかりスポット、クマ公園。クマ好きなので、ガイドブックで見てテンションがあがり行ってみたらこれでした。クマの像があるだけ。しかもベンチには老人が物静かに座っており晴れているのに陰鬱な雰囲気…クマの写真だけ撮ってそそくさとこの場をあとにしました。

 

f:id:centreisland75:20170814173219j:plainヘルシンキは物価が高いため、各種乗り放題チケットだけで他の国とは比較にならないくらいの出費に…なので食はカフェのパンやらスーパーやらであまりお金をかけず、その分足を使っていろいろなところに出かけました。教会にいくつかいった中で、わたくしのベストオブ教会がこちら、カンッピ礼拝堂。このフォルムもさることながら、中もとっても素敵なんですよ…!シンプルな設え、靴音も響き渡るほどの静寂、そして温かみのある木のにおい…家の近所や通勤途中にあったら間違いなく毎日通いたいくらい、好きな空間でした。

 

f:id:centreisland75:20171003165122j:plainこちらは岩の教会、テンペリアウキオ教会。写真は内部です。岩に埋もれたような不思議な教会でした。たくさんの人がいて、声がわんわん反響しています。コンサートとかやってるときだとすごく素敵なんじゃないかしら…と思いました。自然物と人工物が融合していてとても面白く、個人的には岩と同化したパイプオルガンが非常にツボでした。

 

f:id:centreisland75:20171003165517j:plain最終日、8/2は今までとうって変わってひどい雨…びしょ濡れになりながら空港へ向かい、預け入れ荷物をぶちこんで免税手続きをしてからミュールマキ教会へ。入り口がわからずおろおろしていたら、中から職員さんが出てきて教会を見せてくれました。驚きました。私、こんな現代的な教会初めて見ました…とにかく驚きの連続で、写真を撮ったり、椅子に座ってぼんやりしたり…なんだか教会のようではなく、でも確かにそこは祈りの空間で、不思議な気持ちになりました。祭壇の天井から布がぶら下がっているのには本当にびっくり…!
この日は曇りだったため、光が入ってこなくて薄暗かったのですが、晴れた日だと窓からの日差しが美しいんだろうなと思います。ちなみに、ここを建てた建築家の方は音楽家でもあったそうです。パイプオルガンの音が響き渡るそのとき、その祈りの瞬間に立ち会ってみたいものです。

 

f:id:centreisland75:20171003170421j:plainヘルシンキ、滞在時間は短かったですが、最低限ここだけは!というところはバタバタしながらも回れました。3泊4日あれば、行きたいところは全て網羅できそうだな〜というのが私の感想です。行動時間短めでこんな感じなので、朝から晩までしっかり遊べるわ!という方なら本当に、2泊3日で楽しめそうなくらい…!きれいで観光もしやすくて、夏は日本より過ごしやすいし日も長いので本当にいいシーズンでした。日本人もたくさんいて、今回いろいろ疲れている私にとっては逆にそれもありがたかったです。
次回行くことがあれば、もう少しテキスタイルそのものを買ったりアラビアの工場に行ったり、あとデザイン博物館にも行きたいです。それと、ヘルシンキ大聖堂の近くの雑貨屋が開店時間前で寄れなかったのでそのあたりも気になるところ…!

 

旅行の総括としては、とにかく雨が多かった。結婚してからこっち、大事なときや旅行が雨になることが多いような気がしていて本当に憂鬱です。この雨女ぶりはどこまで続くのか、これからもまったりと検証していきたいです。

今週のお弁当と晩御飯 9/25〜10/1

9/25
お弁当:瓜と豚肉の炒め物、ナスの南蛮漬け、かぼちゃの煮物、卵焼き
晩御飯:牛肉の炒め物、フライドポテト、ナスの南蛮漬け、れんこんの明太あえ、野菜スープ
備考:晩御飯は無性に牛肉が食べたくなって、牛をただにんにくと一緒に炒めて塩胡椒で味付けしただけ。おいしくできたんだけど、全体的に塩辛かった。フライドポテトは新米姉妹のふたりごはんを参照にした。15分はかかるので、これからは夫が帰ってきたコールがあってから揚げ始めてちょうどかも…

9/26
お弁当:牛肉の炒め物、れんこんの明太和え、おくら、卵焼き
晩御飯:牛すじの煮込み、れんこんの明太あえなど
備考:火曜日恒例メニューうろ覚えの巻。お弁当は言うまでもなく残り物。晩御飯は冷凍してあった牛すじを。いつもこんにゃくと一緒に炊くのですが、こんにゃくがないのですじのみで。いや〜牛すじがおいしい季節になってきました。

9/27
お弁当:牛すじの煮込み、卵焼き、茹でキャベツ、ふかし芋
晩御飯:外食で中華
備考:この日は晩御飯をさぼってしまいました…なので外食。前歯欠けてても食べられそうなワンタン麺をチョイス。おいしかった…。晩御飯をさぼった理由は、栗の渋皮煮を作ったら猛烈に疲れたからです。渋皮煮はコスパが悪い…しかしおいしかった…

9/28
お弁当:豚しゃぶわさびドレッシング、卵焼き、フライドポテト、アスパラガス
晩御飯:チキンのトマト煮込み、キャベツのザウアークラウト風、ソーメンチャンプルー、わかめスープ
備考:たくさん余ったナスの消費&簡単メニューといえばこれだ!のチキンのトマト煮込み。ソーメンチャンプルーは早く帰ってきた夫がつくってくれました。人に作ってもらったメニューはやはりおいしい。

 

9/29
お弁当:なし
晩御飯:アイリッシュシチュー、はまちのたたき、さつまいものすだち煮
備考:この日はお弁当なしの日。晩御飯はアイリッシュシチューを作って一汁とおかずを兼ねるという姑息な手段に。ラム肉はないので、牛肉で。アイリッシュシチュー簡単でおいしかったです!

 

9/30
お昼:かけうどん
晩御飯:明太子のポテトサラダ、きのこの中華風炒め物、チーズなど
備考:お昼前から出かけて、スーツを買いにいきました。昼ごはんはうどんを食べに。ちょうど出かけた先で北海道物産展があったのでサッポロクラシックを買って夜は飲み会メニュー。明太子のポテトサラダはフラガ神父レシピ。おいしい。

 

10/1
お昼:グラタン
晩御飯:ビーフカレー、ポテトサラダ、バターナッツカボチャのスープ
備考:朝ははざままでいちじくを買いに出かけました!いちじくすごい、安い、そしておいしい!早起きしたのでうどん屋を経由して家に帰って休憩して、お昼頃から美術館に行きロネで昼食。晩御飯は久しぶりにビーフカレー。やっぱりたまには牛肉食べないといけないね!

今週のお弁当と晩御飯 9/18〜9/24

9/18
晩御飯:とりめし、白瓜と豚肉の炒め物、きゅうりのツナサラダ、ナスのみラタトゥイユ、アスパラとオクラ、落とし卵の味噌汁
備考:お昼は帰省中の後輩と外食。連れてってもろたー。そして東京からの結婚式帰りの夫と家で晩御飯。なんだか夏っぽいメニューになってしまったが、暑い日だったのでよしとする。ラタトゥイユの具はナスと玉ねぎ、余り物じゃがいもが本当に少ししか入っていないしょぼくれたメニューです。

9/19
お弁当:白瓜と豚肉の炒め物、カニカマ、アスパラ、オクラ、ナス
晩御飯:豚じゃが、糸こんにゃくの明太和え、茶碗蒸し、人参スープ
備考:お弁当は言うまでもなく残り物。晩御飯は久しぶりにあったかい茶碗蒸し作りました。出汁多めでとろとろ。

9/20
お弁当:卵焼き、カニカマ、茹でキャベツ、糸こん明太和え
晩御飯:さばの味噌煮、小エビのからあげ、わかめと玉ねぎの酢の物、さつまいものかぼす煮、ねぎと春雨のスープ
備考:カレーにしようかな〜とか言っておきながら、さばみそ。全然違うやないかい。さつまいものかぼす煮は、レモン煮のレモンをかぼすに変えただけです。個人的にはおいしいと思うよ。

9/21
お弁当:さばみそ、さつまいもかぼす煮、卵焼き、小松菜
晩御飯:スパゲティグラタン、油揚げの焼いたの、にんにくスープ
備考:晩御飯はなんかグラタンが食べたくなって、グラタンにしました。にんにくスープはフラガ神父の料理帳より。めちゃめちゃ簡単でかつ美味しかったのでまた作りたい!

 

9/22
お弁当:なし
晩御飯:レッドカレー、ししとうの出汁浸し
備考:この日はお弁当なしの日でした。晩御飯は本当に簡単にレッドカレー。何もする気がしなかったゆえの狼藉である。

 

9/23
お昼:チキンラーメン卵乗せ
晩御飯:飲み会メニューでおつまみ各種
備考:朝は前日のレッドカレーにうどんを入れて。昼は簡単に。夜は家で、大山地ビールを飲みながら各種おつまみを。ずりぽん、野菜蒸しなどを作り、天ぷらやチーズやとうふちくわをあけて楽しみました。大山ビール美味しかったです。

 

9/24
お昼:オムライス、具沢山スープ
晩御飯:瓜と豚肉の炒め物、ナスの南蛮漬け、かぼちゃの煮物、おくらとふしそうめんのお吸い物
備考:朝はパンとオムレツ。昼はオムライス。夫作です。夜は簡単だけどおうち!って感じのごはんたちを食べました。前日の残り物などと一緒に。体が火照っていたので瓜が非常においしかったです。

 

なんか最近本当にぱっとしたものを作ってないな〜〜なにかこれ!っていうメニューを見つけたいものです。

今週のお弁当と晩御飯 9/11〜9/14

夏休み期間中のおべんとうメモを付け忘れていました。なんたる失態!
猪肉カレーとか、からあげ定食とか作って食べました。うどんもなんと6軒食べに行きました!食い過ぎ!
毎年恒例夏休みの旅行は今年は鳥取でした。鳥取で一泊、三朝で一泊。土地のお野菜やら魚介類、とうふちくわ、鳥取和牛もいただけましたしそしてもちろん海鮮丼も食べて幸せ!三朝温泉のお湯がとってもよかったので、また記念日とかに利用したいです。今回は楽天ポイントを使って奮発したお宿を少しだけ割引価格で泊まれて、ラグジュアリーな旅でした。またうまくポイントを使いたい。

 

9/11
お弁当:からあげ、アスパラ、卵焼き、きゅうりの酢の物
晩御飯:ナス豚ピーマン炒め、卯の花、ナスと豆腐のグラタン、春雨スープ
備考:お弁当は前夜の残り。鶏屋さんで買った鶏肉は美味しかったです。翌日のメニューはなんというかナスと大豆と油づくしになってしまった…もう少しメニューを考えねば。

9/12
お弁当:ナス豚ピーマン、卯の花、卵焼き、ブロッコ
晩御飯:ぶりかま塩焼き、こんにゃく炒り煮、ポテトサラダ、卯の花、なすの味噌汁、栗ご飯
備考:お弁当は前日の残り物。栗を買っていたので栗ご飯に合わせてお魚を買ってきた!和食にポテトサラダつけるの好きです。最近はポテトが熱いうちに少し酢をからめてからマスタードとマヨネーズ、胡椒で味付け。

9/13
お弁当:焼肉、卵焼き、茹でキャベツ、にんじんのわさびドレッシング和え、こんにゃく炒り煮
晩御飯:カフェでご飯
備考:冷凍庫に常備していたお肉でどっかん焼肉弁当。ごはんはきのうの栗ご飯。晩御飯は芋煮にしよう!と思ってたらごはん作るより前に夫が帰宅してしまい急遽外食。煮込みハンバーグ食べました。おいしかった。

9/14
お弁当:ウインナ、卵焼き、かにかま、にんじんのわさびドレッシング和え、アスパラ
晩御飯:芋煮、なすの煮物、卯の花、キャベツスープ
備考:前夜晩御飯を作っていなかったため、ありあわせのものであわてて準備。晩御飯は芋煮を作りました。晩御飯のメニューはメモしてなかったのでちょっとうろ覚えで申し訳ない…あと、デザートにかぼちゃプリンと梨を用意して選んでもらい、梨になりました。

 

 

夫が東京にいっていたため、15日以降はまともなごはんを作っておりません。そのため、割愛させていただきます。次からはもっときちんとメモしておかねば…

旅の雑感 エストニア編

旅の雑感、今回はエストニアです。

f:id:centreisland75:20170901181606j:plainエストニアには、7/29〜7/31まで滞在しました。7/28リガを出発し、その日の夜にヘルシンキにつきました。空港には20時ごろ到着したのですが、日本でいう夕方くらいの明るさだったので空港からバスに乗って、ヘルシンキ中央駅から歩きました。人も多いので、夏の夜のひとり歩きは気をつけていれば怖くなさそう。翌日も早かったので、あらかじめリガで買っていた大きなパンを夕飯代わりに食べて(お昼はめずらしくしっかり食べていたので問題なかった)すぐに就寝。翌日は6時頃からトラムにのって港に行きました。だれもいないトラムにひとりぽつん。せっかくなので写真撮ってみました。
ヘルシンキからタリン行きの船は結構たくさん種類があるみたいです。高速船が安くて早いとのことでしたが、天候不良だと欠航になるみたいなのでわたしはViking Lineのでっかい客船に乗りました。5番のトラムに乗ると港の目の前まで乗せてくれます。早朝は5番トラムが発車しないため、4番トラムで途中まで行ってそこから歩きました。船は自由席でしたが、あいてる椅子になんとか座れました。

 

f:id:centreisland75:20170901182457j:plain港についたら、歩いてホステルに荷物を置いて散策!タリンでは丸二日あったので、主に旧市街を回りました。エストニアの野外博物館にも行ってみたかったのだけど、行き方が不明瞭だったためパス。旧市街のみを、さくっと観光。今までのどの街よりも、歩くのがきつかった…!道にアップダウンがめちゃめちゃ多いのと、多分石畳具合が一番激しかったのかと。すぐに足が疲れてしまった。
まずはこれだよね、ふとっちょマルガレーテ!旧市街の入り口にあるので船で来たらまず最初に目にすると思います。晴れた日にも見たのだけど、写真を撮り損ねてしまった…!

 

f:id:centreisland75:20170901210555j:plain中世の趣残る旧市街では、お昼に民族楽器の演奏も!楽器見るのも面白かったし、お姉さんもとてもかわいかった。有名な中世料理のお店の前でやってます。中世料理も結局食べなかったな…。何をしてたかというと主に買い物が多かったのですが。石鹸やアクセサリー、靴下、リネンや文具などを買ったのですが驚くべきことにタリンで購入したおみやげは全て「made in Estonia」でした…!加えてそのことが商品にもしっかりと明記されており、こういうところは日本もぜひ影響を受けて欲しいなあと感じました。やっぱりどこかに出かけたなら、その土地や国で作られているものを持って帰りたいものです。おみやげはラトビアが素朴な民芸物だとすると、エストニアは伝統を活かして現代に取り入れたようなものが多かったイメージです。おしゃれなものが多かったなあ。

 

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お買い物以外ではいくつか教会を回りました。一番行きたかった聖ニコラス教会には結局行きそびれちゃったのですが(骸骨好きなので、死のダンスが見たかった)正教会カトリック教会には訪れました。なかでも、とある正教会の御堂には感動しました。教会の名前はわかりませんが、入り口に聖ニコラスが描かれています。入っていいものやらとおろおろしていたら、入口にいる女性がこの絵のことを教えてくれて、入りなさいと手招きしてくれました。
入った途端、見たこともない光景にくらくらしました。祭壇には大きなまばゆいイコンが輝き、聖職者の祈りの声と振り香炉の鈴の音が鳴り響き、たくさんの信徒の方の気配と祈りとが混ざりあって、ここに神はいると思わせるような場所でした。スカーフを被り、小さなろうそくを購入して捧げ、祈りの声に耳をすませていると五島の教会に行ったときにも思ったのですが、日常に息づいた祈りの空間というのは何ともいえない気持ちにさせられます。ここは、タリンで訪れた中では本当に、一番「行ってよかった」と感じたところでした。
その後、アレクサンドル・ネフスキー寺院やヘルシンキウスペンスキー寺院などにも訪れましたが、背筋がゾクゾクするような感動を覚えたのはこの教会だけでした。
ちなみに正教会は基本的に撮影禁止。たまに写真撮られている方はいますし、注意もされてませんでしたが私は写真は遠慮しました。なのでこの空間については、みなさまの想像にお任せ、ということで…。

 

f:id:centreisland75:20170912112047j:plain旧市街がかわいらしいエストニア。おみやげもメイドインエストニアのものが多彩でとってもおしゃれなものがたくさんありました。もちろん色々とお買い物はしましたが、私がエストニアで買いたかったものは他にあったのです。私がエストニアで最も欲しかったもの(そして、手に入れられなかったもの)それはイコン。
この記事を見て、予定に入れるか迷っていたタリンに行こう!と決め、イコンを売ってる店を探し普段は入らないアンティークショップに入りました。野菜市場のアンティークショップは見つけられなかったのですが(多分ロシア系マーケットのことかしら?これも私には見つけられなかった)旧市街では一軒、イコンの取り扱いをしているお店を見つけました。こちらの記事の写真に写ってる店のような気もします。素晴らしいイコンが3つくらいあったのですが私がいい!と思うものはどれも高かったんですよね…800ユーロ越えだったのでさすがにあきらめました。500ユーロなら買ったんだけどな…一介の主婦には高すぎた。300ユーロくらいのお買い得なイコンもお店にはあったんだけど、どうにもそれは好みじゃなかったんだよな…(15パーセントほどディスカウントしてくれるって話もあったんだけどそれでも高かった)
今でも時々、そのイコンのことを思い出します。18世紀のテンペライコンで、ビザンチンの画風なんだけど、こてこてではなく素朴な感じ。聖母子像と、馬に乗った聖人のものがあって、ああ…好きだったな…欲しかったなあ…と思いを馳せています。
次にタリンに行くことがあれば、また同じくらいの日程で滞在してがっつりイコンを探すという旅にしたいと思います。そして、次行くことがあればイコンを買ってしまうんじゃあないかな…。
石畳で足が痛くなったことも、道に迷ったことも、イコンへの後悔も、ほろ苦い思い出が愛おしく感じるくらい、わくわくした思い出がいっぱいの旅でした。

今週のお弁当と晩御飯 8/28〜9/3

8/28
お弁当:ドライカレー弁当
晩御飯:直伝肉団子、モロヘイヤ、おくらと四角豆の茹でたの、蓮根と春雨のスープ
備考:作り置きのドライカレーを使って簡単弁当。夜はどうしても肉団子が食べたくなって作ってみたけれど、うまくいかず…もっとかりかりにしたかった。四角豆はほろ苦くておいしかった。春雨は緑豆じゃないの買ったらこれマロニーやな…って味だった。

8/29
お弁当:肉団子、茹でキャベツ、卵焼き、インゲン
晩御飯:グリーンカレー、ゴーヤサラダ、おくらと椎茸の和風スープ
備考:疲れ果てていたのでグリーンカレー。ゴーヤサラダはゴーヤを塩でもんでツナとかぼすで和えただけ。さわやかで塩が多い。疲れてるのかな…。

8/30
お弁当:グリーンカレー弁当
晩御飯:豚肉と野菜蒸し、あじのポテトサラダ、ゴーヤサラダ、塩もみきゅうり、バターナッツのポタージュ
備考:カレーの次の日はおなじみ定番。あじのポテサラは久しぶりに食べたけどおいしかった〜ポルトガル料理の本を参考に作りました。ああ、ポルトガルに行きたい…。バターナッツのポタージュはやっぱり普通のかぼちゃのポタージュより断トツで美味しい。

8/31
お弁当:なし
晩御飯:チキンのトマト煮、明太子春雨サラダ、梅味噌きゅうり、れんこんとソーセージの和風スープ
備考:朝早くに行くということで、お弁当はなしでいいよ!と夫からありがたいお申し出。夜は家にあるもので簡単に。梅味噌は母ちゃんの手作りをおすそ分け。と作っていたのですが、急遽夫が夕飯いらない事案になりました…

 

9/1
お弁当:チキンのトマト煮、明太子春雨サラダ、卵焼き、ブロッコ
晩御飯:明太子パスタ
備考:前日の残りを弁当に。晩御飯はわたしは残り物を適当に食べたのですが、夫の分は明太子パスタを用意しておきました。西洋骨董洋菓子店レシピを参考にすると、爽やかでおいしい!

 

9/2
お昼:おうどん
晩御飯:猪肉でおうち焼肉
備考:朝も昼も、ドライブ兼ねてさぬきうどんを。丸亀の中村うどんと、観音寺のカマ喜riさん。どっちもおいしかった!三豊の道の駅に猪肉が売っていたので、野菜なども買って夜は焼肉。たれに漬け込んでから焼くと臭みもなくておいしくいただけました。

 

9/3
お昼:チキンラーメン卵乗せ
晩御飯:ささみフライ、ナスの煮物、枝豆、空心菜の炒め物、ゴーヤのおひたし、人参サラダ、わかめと玉ねぎのお味噌汁
備考:朝はフレンチトーストと、昨日焼き菓子のお店で買ったスコーン、果物などで。一日大掃除を頑張ったため、昼は簡単に。夜はしっかりと。珍しくおかずがたくさんある日でした。

 

夫が夏休みに入ったので、来週はちょこちょこお出かけも挟みつつ、お休みを満喫したいと思います。わたしはニートですけれども。

8/11 SPITZ 30th ANNIVERSARY TOUR “THIRTY30FIFTY50”@さぬき市野外音楽広場テアトロン

スピッツのライブ、いやそもそもライブ自体にめちゃめちゃ久しぶりに行ってきました。
思えばスピッツのライブに行くのは、いつぶりなんでしょう…さざなみあたりのツアー以来?それともファンクラブイベント?はじめて見たのが学生時代に参加した2008年のセットストックだったというのは覚えているのですが(わたしはライブデビューが大変遅く、大学生になってからでした)スピッツの単独ライブに行ったのは多分そのあと1回くらいなんじゃないかと思います。しかし思い出せない…

夫も私もスピッツが大好きなんですが、結婚してから一度もライブに行かなかったので(行きたいのはいろいろあったんだけど…たまアリのイエモンとか、なぜチケット応募しなかったんだろう)セブンイレブンの先行のポスター見かけて、絶対行こう!と約束してチケット予約。なんとか芝生席のチケットがとれたのでふたりで出かけてきました。会場も特殊だったため、記録も兼ねて色々と書いてみたいと思います。

 

目次 

 

アクセスについて

会場のさぬき市野外音楽広場テアトロンは、さぬき市志度町の山奥にあります。公共交通機関ではまずたどり着けないため、主催会社のDUKEより旅行会社によるシャトルバスや県外バスツアーなどの案内があるかと思います。県外の方はバスツアーでお越しになるか、県内発シャトルバス(今回は高松駅発、さぬき市役所発、臨時駐車場発の3種ありました)を使うことになるかと思います。なお、高松駅発については数が少ないため私がみたときには瞬殺でした…。さぬき市役所は、JR志度駅から徒歩10分程度なので、公共交通機関でお越しの方はここから行かれるのもひとつです。
うちは車で参加したので、臨時駐車場まで自家用車で乗り付けてそこからシャトルバスに乗りました。バスは満席になり次第発車しますが、待機してる台数も多いので慌てなくても乗れます。が、ギリギリではなく早めに行っておいた方がいいかもしれません。一部バスが遅れたようで、会場に遅れてやってきている方もたくさん見られましたので…
なお、県内発シャトルバス及び駐車場については有料でした。チケットがとれたら、すぐに詳細を調べて予約いたしましょう。

 

会場について

シャトルバスは会場近くの芝生広場まででした。ついたら、入場列があるのでそこに並びました。そこから歩いて5~10分くらいで会場です。途中で、芝生席と指定席の列に分けられます。道路を通ったりする関係ですんなりと進まないので、時間に余裕を持っておいてください。トイレは野外フェスによくある簡易トイレです。
座席については、会場名で検索すれば出てきます。芝生席は本当に、区切りもない芝生なので先着順で好きなところに座って席をとりました。ステージから芝生席の後ろまでは結構遠いですが、スピッツのメンバーみんなが「後ろまでよく顔が見えるよ!」と言ってくれたのでステージ上もかなりよく見えるのではないでしょうか。私はあほなので当日メガネを忘れ、霞んだメンバーの姿を眺めておりました…あほすぎる…。かなり傾斜がきついのと、まじの芝生なので、ピクニックシートみたいなのがあるといいかと思います。うちはシート買ってたのに持っていくの忘れました。夫婦揃ってあほです。
あと、LサイドとRサイドで日光の当たり具合がかなり違います。わたしはLサイドだったのですが、Lサイドは時間が経つと日陰ができますがRサイドの方は18時過ぎくらいまでがんがん日光が当たる席が多くてかなりつらそうでした。ただ、日が指す分Rサイドの方が夕焼けは綺麗に見えるんじゃないかな…と思います。
全然関係ないかもですが、ライブの前にデュークのスタッフさんの挨拶がありました。あれってこの会場限定?それとも四国のスピッツのライブではいつもあるの?ちょっと気になります。

 

ライブの感想

ありがとう最高だった。
みんな50歳のおじさんだし暑い野外で大丈夫かな〜と思っていたのですが、リーダーが最初から多動だったので安心しました。リーダー好きの夫も大変興奮していました。おじさんたち、ますますMCゆるゆるになってたように思います。なぜか、353号線のうたの「パーパーパパー パパーパー」をみんなで合唱してたり(ちょうど私、トイレ行ってていきさつが分からなかった)「スピッツって夏の歌がない…」って言ってたり(いや、夏の歌いっぱいあるやん、って思った)以前テアトロンでライブをしたときの思い出話だったりとか志度町という名前についてとか、いろいろ楽しかったです。みんな若干テンション高くなかった?気のせい?
あと驚いたのは、マサムネが結構フェイクいれてきたこと。フェイク入れずにきっちり歌う印象強かったのですっごいびっくりした。
事前にセットリストも見て行ったのですが、アンコールにまさかの「恋のうた」があったのに驚き!あとは概ね予習通りでした。実は「ロビンソン」を初めて生で聞いたのですが、しびれるくらい素敵でした。「惑星のかけら」は、CDで聞くよりゴリゴリの骨太サウンドでめっちゃかっこよかったです…いやもうギターもベースもドラムもすごいゴリゴリで震えた…!ちょうど、「夜を駆ける」の時間帯が夕刻〜夜くらいですっごく綺麗だった…!おなじみであろう「けもの道」の冒頭は「志度町の日の出〜」でした。曲の感想って「よかった」「かっこよかった」くらいしかかけないからほんと難しい…!

前述のとおり、私は人生初スピッツが、中国地方の山奥の野外で見たスピッツだったので、はじめてスピッツ見たときのあの、なんとも言えない気持ちを思い出しました。ずーーっとポータプル音楽プレーヤーで聞いていたあの曲が!CD音源で聞いていたあの曲が!!パソコンから流れていたあの曲が!!!実際に目の前で!!!!という感動。これが今流行りのエモいってやつなのか。違うかな。
瀬戸内の海と、時の流れでうつろう空と、心地いい音楽の流れる最高の空間にいられたことを、時間の経った今でも思い出します。夢のような時間でした。

 

最後に

終わってからバスに乗るまで、割と歩かされて結構時間がかかったように思いました。駐車場から広い国道に出るまでも、狭い道なので混んでいて少し時間がかかります。結局ごはんを食べたり、スーパー銭湯に寄ったりしたので家についたのは1時頃でした…。道中ずっと運転してくれた夫に、多大なる感謝を送ります。