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きなこの雑記帳

旅の雑感 ラトビア編

もうずいぶん前ですが、ラトビアの旅を振り返ってみたいと思います。時系列ではなく、雑感として振り返ります。

 

f:id:centreisland75:20170828132611j:plainフィンランド経由でラトビアについたのは、現地時間25日の18時頃でした。飛行機のトラブル(乗客が足りないかチェックイン漏れかと思われる)で、本来の予定より1時間遅れての到着でした(隣の席が、日本語が喋れる美人ラトビア人でぼーっとしてたら少しだけ状況を教えてもらった)異動日は28日、午後のフライトだったため、観光にあてられるのはおよそ2日半。結論から言えば、全然足りませんでした。
本来は26日にリトアニア十字架の丘に行く予定だったのですが、バスに乗り遅れたため急遽リガ市内観光へ変更したのです。結果、それで本当によかったと思いました…
リガの旧市街は、今まで行ったことある国の中ではチェコに一番近いかな?という印象。リガは今まで行った国の中で一番、街中に花が溢れているように思いました。広場には必ず植え込みがあって、どれもとても手入れが行き届いて綺麗。そして、どの国よりも、花を買って持ち歩いている女性がとっても多かった!!花が好きな人が多いのかな。
街中には民芸品がたくさん売っていて、特に木製品が多いです。いろんなところで売ってるので、いろいろ回ってみて好きなところで買うのがいいかも。かごはあるところにはあるみたいですけど、私は見つけられませんでした。

 

f:id:centreisland75:20170828133411j:plainリガ中央市場です。暗くて見えにくいですが、かまぼこ型の建物は昔ツェッペリンの格納庫として使われていたそうです。今は、この中と、外の広場全てが市場になっています。私は外国の市場が大好きで、どこの国に行っても必ず行くのが市場なのですが、ここは本当に今までで行った中で広くて、あまりの広さに圧倒されて全然写真が撮れなかった…!
外には野菜やら果物、雑貨などが売られていましたが、建物の中はそれぞれ格納庫ごとに魚市場、肉の市場、野菜の市場…などとカテゴリ分けされていました。ポルトガルに行った時は、生の魚介類がたくさん売られてましたが、リガの市場の魚はほとんどが茶色い!多分、燻製されてるか干されてるのかな?あとはいくらがたくさん売られてて、すっごく欲しかった…お醤油があれば買ってたと思う。おいしそうなものたくさんあるんだけど、とにかく広くて少しもお買い物できなかった…。
一日ここで潰せるくらい広くて楽しいので、体力万全に整えて、キッチンのある宿に泊まってお料理したらすごく楽しそうです。

 

f:id:centreisland75:20170828134015j:plain唯一とれた市場内の写真。めっちゃ広い。そして何も撮れていない…。これは多分お肉市場です。戦闘機好きな人も、ここは結構興奮するんじゃないかしら。すっごく疲れますが、すっごくおすすめです。

 

f:id:centreisland75:20170828140711j:plainラトビア野外博物館にも行ってきました。Googleマップでルートを検索して行ったら、本来降りるべきバス停の2つ先で降ろされて30分以上迷子になってました。携帯にSimも入れてなかったし、道を聞ける人もいない。雨でぬかるむ道を半泣きでさまよいました。結果、なんとかつけたのでよかったのですが…。
Google先生はRožu ielaで降りろっていうんですが、Brīvdabas muzejsっていう駅で降りた方がわかりやすいです。降りてすぐ、看板もあるのでそっちの行き方の方がいいです。私ももう次はGoogle先生など信用しない。あとSimカードはちゃんと準備する。(ていうか、muzejsってどう考えてもmuseumのことだよな…とあとあと思った)

 

f:id:centreisland75:20170828134358j:plain泣きながらもなぜかたどりつけた博物館は(あんなに迷ってたのに、何かに導かれたように駐車場の脇道に出た時には感動した)めちゃめちゃ面白かったです。広大な敷地の中に、こんな感じの古い建物がたくさんあります!植え込みというか、花畑(花の畑って感じのやつ)が家の周りにあることが多かったです。日本家屋みたいな、茅葺屋根のおうちもたくさん!道とかは全然整備されてないので、スニーカーなどの歩きやすい靴がおすすめです。

 

f:id:centreisland75:20170828140514j:plain建物は全てではないですが、ほとんどが中に入れます!当時の暮らしの様子が再現されています。民芸品とか古道具、インテリアなんかが好きな人は本当に楽しいと思います。家の中にもお花が飾ってあったり、天井からドライフラワーが吊るしてあったり…このままここに住み着きたくなるくらい、どのおうちも素敵な空間でした。

 

f:id:centreisland75:20170828141208j:plainミュージアムショップとは別に、敷地内にはお店がちょこちょこありました。これはかごのお店!どれも素敵な作りで、大きいものが20ユーロくらいで買えるのでかなりお買い得です。めっちゃ欲しかった。しかし持って帰るのが難しくて断念した…(すでに中央市場でカゴを買っていた)

 

f:id:centreisland75:20170828141233j:plain鍛冶屋さんもありました。実際に作業をしているところも見れました!熱されて赤く燃える鉄を叩く音が小気味よく響きます。お店の外には、金属製のフックなど雑貨が売られていました。

 

f:id:centreisland75:20170828141813j:plain海外旅行に一人で行くと、どうも外食が憚られて(ひとりでレストランやらビアホールには入りづらい!)市場やスーパーで買ったものを食べることがほとんどですが、ラトビアでは野外博物館の売店(レストランもあるらしいですが、どこだかわからなかった)でごはんを食べました。パンがいくつかと、冷たいスープと暖かいスープがあったのですが、私は絶対にこのラトビアのビーツの冷製スープが飲みたかったので冷たい方にしました。これとケフィールだけは絶対に食べたかったのです。
ビニールにくるまれたままでわかりにくいですが、左がパンです。砂糖とケシの実が織り込まれていて、甘くて美味しい!スーパーで同じものを買った時は、あんこなしのあんぱんみたいな味でしたが、これは生地がデニッシュぽかったので少し濃厚でした。
ピンクのスープは、ラトビア名物ビーツのスープ。ビーツと、サワークリームかしら?酸味があって、ディルの香りが爽やかで、疲れた体が元気になる味です。ゆで卵が入ってるみたいで、時々ゲリラ的にゆで卵の味がしてちょっとびっくりしますが、私は好きな味。
ちなみにケフィールは、スーパーで買って飲みました。飲むヨーグルトをもっとすっぱくして、ビリビリとさせた感じの味です。ちょっと炭酸発酵してるみたい。私はすっぱいもの大好きなので、おいしくいただきました。
あとラトビアにはRIDOというラトビア料理のレストランがあるのですが、そこにも行きました。ひとりでも入りやすいしそんなに高くないし、カフェテリア形式で気軽ですごくよかったです。RIDOでも、ビーツのスープとケフィールは飲んだのですが、こちらの方がマイルドで食べやすい味に仕上がっていたように思います。

 

f:id:centreisland75:20170828143422j:plainラトビアの人たちの印象としては、英語がとっても聞き取りにくかったです…何故だろう。わたしほとんど推測で喋ってた。(友人からは、タモリが東北の人が寒さのために口をあまり開けずに喋る説を唱えていたけどそれと同じじゃない?といわれました)あと色が白くて、ほっそりとした背の高い美人が多いです。地毛がブロンドの人もたくさん見かけました。飛行機でぼーっとしている私に「今からパスポートチェックですよ」「荷物のチェックしますよ」と教えてくれた女性もとても美人な方でした。降り際に「いろいろ教えていただいてありがとうございました」と伝えたら「問題ない」って言ってくれてとても可愛かった。
独特だったことは、前述のとおり花を持って歩いている人が多いことと、お土産物屋さんでハガキを買ったら切手を売ってくれること!おかげで現地の郵便局に行かずにすみました。
総括としては、とにかく日数が足りない。1日あれば旧市街は回れるといいますが、もう少しゆとりがあったほうが楽です。新市街の建築とかは今回全然見られませんでした。それと、宿が中心部からも駅からも遠かったので、次回は旧市街と駅の近くに宿をとりたいなあ…と思いました。次回はあるのか!?とは思いますけど、でもとっても素敵なところで、今まで見たことのない街で、心を奪われたのでまた行ってみたいものです。